南海電鉄関係者を入店禁止にした「酒処でご」大将のカッコよさ7選!

フジテレビのニュース番組「イット!」で流された大阪の居酒屋でのできごとが話題になっています。
そこの大将がメチャメチャかっこいいです。
この記事では、なぜ南海電鉄関係者が出禁になったのかと、居酒屋の大将のどこがカッコいいのかを7つあげていきます。
【追記】2024年3月6日に 1-5として「2024年3月3日 Yahoo!ニュースになりました」を追記しました

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目次

何があったのか

「南海電鉄 出禁」とは、「居酒屋でご」の大将が飲食代金をめぐるトラブルを原因として、南海電鉄の関係者の入店を禁止「出入り禁止」にしたできごとのことです。
でごの大将が書いた張り紙の画像の、Xでの拡散・テレビでの紹介により広く知られました。結論、両者は和解してもとの良い関係に戻ったということです。

何があったのか

・2023年の秋ごろ、店で飲食をした南海電鉄関係者の客が、飲食代をめぐって居酒屋の大将ともめた
・頭にきた大将は、2023年5月1日以降、南海電鉄関係者を出入り禁止にして、店の入り口に張り紙をだした。
・2024年1月、フジテレビのニュースでこの「張り紙」が取り上げられた
・取材の最中の2月1日、南海電鉄は「ご迷惑をおかけしました。張り紙はがして」と大将に詫びを入れた
・大将は気持ちよく張り紙をはがし、「平和が一番」とにっこりした

拡散のきっかけは石川浩司さんのX(ツイッター)

石川浩司さんというミュージシャンの方が、「酒処でご」の南海電鉄関係者出入り禁止という張り紙をみつけ、2024年1月30日にポストした。
石川さんは、35年前に放送された『三宅裕司のいかすバンド天国』、通称イカ天をきっかけにブレイクしたバンド「たま」のドラマーだった方です。「ランニングシャツの人」です。
今は、個人で音楽活動をされているようです。

このポストが瞬く間に拡散し、テレビのニュース番組でとりあげられ一気に認知が広がりました。

トラスト

「たま」を知っているのは50代以降の人だろうな。ミックスさんは知ってますか?

ミックス

いいえ知りません。どんなバンドなんですか?

トラスト

ヒット曲は「さよなら人類」かな。当時は一世を風靡するくらい人気がでたよ。バンドブームの火付け役だね

「酒処でご」は大阪府泉佐野市の居酒屋

泉佐野駅は、南海本線の駅です。

向かって左端の赤い看板(アサヒスーパードライ)に問題の「張り紙」があります

問題の張り紙はこちら

文字起こしすると、

南海電鉄関係者様すべて入店禁止とさせていただきます!!
入店後南海様とわかった時点で精算、出店お願いします!!
酒処 でご R5.8.19(土)~
(激おこマークが2つと進入禁止マーク1つ付き)

そして最高にイカした大将がこちら
Yahoo!の口コミによると通称というかニックネームは「でごちゃん」

【追記】2024年3月3日 Yahoo!ニュースになりました

グルメジャーナリストの東龍さんという方が書かれた記事が、Yahoo!ニュースになりました。
記事のタイトルは、「日本最古の大手私鉄が飲食店から出禁で物議! 「3時間5000円はぼったくり」はカスハラか?」です。
リンクはこちらです。
飲食のプロの方の意見はさすがに深いですね。

東龍さんのプロフィール

1976年台湾生まれ。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。ファインダイニングやホテルグルメを中心に、料理とスイーツ、お酒をこよなく愛する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方から飲食店の課題まで、独自の切り口で分かりやすい記事を執筆。審査員や講演、プロデュースやコンサルタントも多数。

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「もめごと」の内容は

客の南海電鉄が飲食・精算後「高すぎるやろ」といちゃもん

ことの経緯は

  1. 南海電鉄が客として11人で来店し3時間くらいどんちゃん騒ぎして飲んだ
  2. 請求された飲食代56,000円を支払って店を出た(一人あたり5,000円)
  3. 店に戻った南海電鉄は、「高いやないか。ぼったくりやないか。明細出せや」とクレーム
  4. 大将と南海電鉄との間では解決せず、警察を呼ぶもおさまらず
  5. 大将が『ほんならお前らは、なんぼで納得するんや』と聞いたら、南海電鉄は『俺らは1人4000円で納得する』と
  6. 大将は、一人あたり4,000円とし、4,000円✖11人=44,000円にして差額1万2000円を返金した
トラスト

居酒屋で3時間も飲んで一人5,000円は高いどころかむしろ安いよね

ミックス

大将が気の毒です。同情
してしまいます

イケてる大将のカッコいいところ7選

1.客に媚びない、いうべきことはハッキリ言う

大将の言い分
  • 「1人3万円って言うんだったら、ぼったくりと言われても、これはしょうがないけど、正当な値段もらって、なんでそこまで言われないといけない。自分らの飲んだ量を考えてみろ。3時間どれだけどんちゃん騒ぎして、飲んだのかと」
  • 「ぼったくりと言われてこっちも頭に来てしまった。血圧があがりましたわ」
トラスト

これは大将の言う通りですね。

2.でも客の話はちゃんと聞く

警察に来てもらっても、らちがあかず話し合いがヒートアップしたことは容易に想像できます。それでもなお、大将は次のように客の意見を冷静に聞いています(言葉はちょっときついですが)

『ほんならお前らは、なんぼで納得するんや』

これに対して、「俺らは一人4,000円で納得する」と答えるほうもどうかとは思います。

3.売り上げが減ろうが自分の信念を貫く

「酒処でご」は南海電鉄本線の泉佐野駅徒歩1分の立地なので、南海電鉄関係者のお客も多いと想像できます。それなのに「それで売り上げが減ろうが気にしない」と。

『そんなもん当てにしてない。うちはうちのやり方でやっていて、それで潰れても別に気にもしないな。世間が批判して、誰もけぇへんなってもかめへんよ。もうやめておしまいや』と笑って話す。
『こんな田舎でそんな評判とばされたらな』と添えた。

4.常識的で独りよがりではない

大将は、テレビの取材にあたり、次のようにおっしゃっています。

「こっちの言い分だけでなく、あっちの言い分も聞いてな」

確かにお互いに言い分があるから対立したり、もめごとになるわけです。「自分だけが正しいわけではない」としたうえで、取材に答えています。

また今回のできごとも自分でいいふらしたりSNSで拡散したりなどしないで、張り紙にとどめておくのも常識でバランスがとれています。

5.筋を通した相手を許す寛大な心を持つ

取材の最中、事態を把握した南海電鉄の上層部が、「張り紙をはがしてほしい」と大将に詫びを入れました。大将は詫びを受け入れて張り紙をはがしました。
筋を通した相手をゆるす寛大な心を持たれています。

6.常連客に愛されている

こちらはYahoo!の口コミです

・元気が大将が1人でやってます。料理もそこそこおいしいです
・本当はあまり教えたくないお店、、、。 お値段もお手頃な上に 全体的に本当に全て美味しいです。何を頼んでも間違いなし。 本当におすすめのお店です。 お店の雰囲気も相まってお酒も進みます
・泉佐野駅前徒歩1分で駅からも近く、地元の新鮮な魚を味わうならココ!値段も安く最高。気さくなマスター(通称でごチャン)の爆笑トークも交えたら酒も進む事間違い無し!

引用:Yahoo!口コミ

7.料理の腕前が確かで、しゃべりが面白い

Yahoo!の口コミによると料理の腕前が確かで、なおかつトークもうまいらしいです

ニックネーム「でごちゃん」という、とても気さくな「プロの板前さん」。料理はしっかりしている。一人で入っても、でごちゃんを相手に、楽しく、美味しい魚料理を頂ける。二度、三度と行くと、居心地が良くて他では味わえない「泉州の人の良さ、魚の味、田畑の味」を楽しめる。煮物も料理人の味で、チェーン店の料理とは、数段違うでごちゃんが気さくで、ひょうきんかつ、冗談も壷を得ており、客を退屈させない宴会等で事前に予算と希望の料理をお願いして置くと、思った以上に立派な料理が並んでおり、満足出来ました。

引用:Yahoo!口コミ

南海電鉄の対応は

2023年8月~2024年1月までは放置

この張り紙は、張り出された2023年8月から2024年1月までの約6か月間そのままだったと思われます。その間、南海電鉄はこの張り紙を放置していたことになります。

イット!が南海電鉄に取材したところ

おそらく広報部かと思われますが、次のように回答しました

「当社の従業員がお騒がせしていることを おわび申し上げます」と謝罪し、そのうえで、出入り禁止の認識については、「業務外の事象(出来事)と認識しておりますので、コメントは差し控えさせていただきます」と述べた。

2024年2月2日に南海電鉄から大将あてに「貼り紙をはがしてほしい」と電話があった

大将が張り紙はがして、いい笑顔!

トラスト

いい笑顔です。癒されます

ミックス

南海電鉄の人たちも、これでお店に行けるようになりましたね

客の11人は南海電鉄の本社の人に絞られた?

来店した南海電鉄関係者11人が、本社の社員なのか、佐野泉駅勤務の駅員関係なのかはわかりません。
でも、騒ぎが大きくなって、まちがいなく本社の偉い人に怒られましたね。

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まとめ

南海電鉄も潔く謝ったのは立派です。

最後までお目通しいただきありがとうございました。

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